セックスレスで離婚する夫婦が急増中！離婚できるケースや対処法を徹底解説！

セックスレスが原因で離婚できる？慰謝料の相場は？

離婚の要因として様々なことが考えられますが、「セックスレス」というのは離婚の原因になり得るのでしょうか？今回は、セックスレスが原因での離婚について詳しく見ていきます。

日本の夫婦は海外に比べてセックスレスの比率がとても高いと言われています。2005年に大手避妊具メーカーの「Durex」が実施した調査によると、調査した41ヶ国の中で日本人がセックスをする頻度はダントツの最下位でした。

1位のギリシャが年間平均で138回セックスをするのに対して、日本は年間45回という結果になりました。

さらに日本の夫婦にセックスの頻度を調査したところ「月に一回もセックスをしない」と答えた夫婦は全体で4割にも上ったそうです。

このようなデータから見ても日本の夫婦はセックスレスに陥っているということが分かりますね。

離婚の原因としては様々なものが考えられますが、果たしてセックスレスが原因で離婚はできるのでしょうか？離婚の原因になりうる問題に関しては法律で定められているのですが、セックスレスは法律で定められた離婚の原因に該当しません。

しかしセックスレスが原因で今後の夫婦生活を続けていくのが難しいと判断されると離婚することは可能です。事実、何年もの間妻からの誘いを拒否し続けた夫が離婚届を突きつけられ、離婚が成立したという事例も多々あります。セックスレスは離婚の原因となりうるようです。

セックスレスで離婚した場合の慰謝料はどうなるのでしょうか？そもそも離婚における慰謝料は離婚の原因を作った方に降りかかってきます。

しかしセックスレスは夫婦両方の問題として扱われることがほとんどで、慰謝料が発生しないということも少なくありません。中には慰謝料が発生した事例もありますが、かなり稀な例だと言えるでしょう。

セックスレスで離婚する夫婦も多いのですが、実際にどのような状況が考えられるでしょうか？セックスレスで離婚できるケースについて詳しく見ていきましょう。

夫婦が二人ともなんの病気もなく健康であるのに、セックスを拒否し続けた場合は離婚できるケースが多いです。

例えば夫が妻にセックスを求めると、一方的に拒絶されて理由も話してくれないと言った状況だとします。その場合夫は妻に対して不信感を抱き、喧嘩が度々起こることが予想されます。すると夫婦生活を続けていくのは困難だと判断され、離婚が認められやすいのです。

セックスレスの期間が長いと離婚がやすい傾向にあります。5、6年の間セックスレスに陥ってしまうと、拒否されている方は「自分は愛されていないのではないか」と不安になってしまうことが想定されます。そうなると円満な夫婦生活を送るのは難しくなってしまい、離婚に至るケースが多いようです。

不倫は離婚の原因として法律で定められています。いくらセックスレスだからといって不倫をしてしまうと離婚されてしまうだけでなく、多額の慰謝料を支払わなくてはなりません。実際セックスを急に拒否し始めた時期から不倫をしていたという事例は多く、それが原因で離婚に至ったケースがほとんどです。

セックスレスが原因で離婚するには、セックスレスであるということを立証する必要があります。そこでここからは、セックスレスで離婚する際にしておいた方が良いことをまとめてみました。

先ほども述べたとおりセックスレスを離婚の原因とするには、しっかりセックスレスであることを立証する必要があります。なのでセックスレスの証拠を普段からしっかりと集めておくことが大切です。証拠となり得るものとしては日記、メールなどの夫婦の生活を記録できるようなものが挙げられます。

セックスレスで離婚をするにはセックスレスを立証したり、そもそも離婚の原因にできるのかなど様々な問題があります。

もし一人ではどうしようもないと感じた時は弁護士を頼るというのも一つの手段として有効です。夫婦間の問題では冷静な判断をすることが難しく、時には自分が不利な状況に立たされてしまう可能性もあります。そうなる前に専門家に相談してみましょう。

離婚するという結論に至る前に夫婦でしっかり話し合うことは重要です。もう修復することは不可能なのか、妥協点はないかなど話し合いで解決できるのが一番円満な方法です。時には些細なことでセックスレスが生じていたと気づくこともあるでしょう。

証拠を集めたり、弁護士に相談したりするのも有効ですが、まずは夫婦でしっかり話し合ってみてください。離婚を決断するのはその後でも遅くはありません。

ここまでセックスレスが原因での離婚について説明してきました。日本は特にセックスレスの割合が高く、それが原因で離婚に至るケースも少なくありません。いつ自分の身にこのようなことが降りかかってくるか分からないので、皆さんも是非一度真剣に考えてみてください。