【高齢者のセックス】今こそ老後の性生活の大切さ&セックスライフの充実を考えよう

高齢者のセックスライフスタイル・統計
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高齢者ののセックスの大切さについて、ご存知ですか?

高齢者のセックス

40代、50代の高齢者のなるにつれて性欲も低下してきますので、おのずと性行為の回数も減ってくることでしょう。しかしセックスには何歳になっても身体にとても良い効果をもたらせてくれるものであります。この記事では次の3つについて実例を交えて解説いたします。

  1. セックスがもたらすパートナーとの良好な関係
  2. セックスで健康になる
  3. 高齢者になってからのセックステクニックについて

シニアとは何歳から?

シニアとは何歳からでしょうか。「シニアは〇〇歳から」というきまりは世界中を見てもなく、日本でも年金を受け取れる年齢から映画のシニア割引まで国や会社がそれぞれの理由で決めています。

シニアとされる年齢について、全国共通の決まりはありませんが「シニアのセックス」を考えるために、この記事の中では60歳前後からシニアとして考えていきます。サラリーマンであれば定年となり多くの人の生活が一変する年齢です。

生活が大きくかわることで、セックスに関する考え方も変わってきます。それまで、多くの人と一緒に仕事をしていた人がいなくなり、仕事そのものもなくなる場合もあります。定年退職で生活が変化したからといってセックスも定年にすることはありません

シニアのセックス実例

セックスに年齢は関係ありません。

石田純一さんは64歳、必殺仕事人の三田村邦彦さんは61歳、郷ひろみさんは58歳でパパになっています。

さらにトランプ大統領は59歳でパパに、ローリングストーンズのミック・ジャガーは73歳で8人目の子のパパになっています。

5人とも50代末から60代、ミック・ジャガーに至っては70代で子供が生まれています。有名人の例を挙げましたが、世界には80代・90代で父親になっている人もたくさんいます。

シニアのセックスの回数

シニアになるとセックスの回数が減ることが多いようです。セックスの運動量はジョギングの半分くらいのカロリー量だという報告があります。体力が衰えてくればセーブすることもあります。また、40~50代と変わらないという人もいるので個人差が大きいですね。

若い世代でも回数の多い少ないは個人差が大きいわけですから、シニアがセックスの回数で悩む必要は全くありません。パートナーと回数や内容について意識が一致していればよいことです。意識が合わなければ合わせるように努めていくべきです。

セックスがもたらす3つのメリットについて

年をとるにつれて体力もなくなり行為自体が億劫になるかもしれませんが、一般的に性行為には人間にとって生存本能行為であり、ポジティブな効果が期待できますので順番にチェックしていきましょう。

セックスがもたらすパートナーとの良好な関係

セックスは、パートナーと満たし満たされる関係を築くことのできる行為の一つです。

パートナーは性別も違えば、趣味も好きな食べ物も違って当たり前です、しかしセックスというものは誰しもが持っている共通のコミュニケーションの方法の一つです。年をとるにつれてパートナーとの会話も面倒になってきてはいませんか?そんな時はセックスすることで良好な関係を保つことができます。

普通のセックスが理想のセックスです。普通といっても難しいですがとりあえず愛を語らい合って、スキンシップの延長線上にあるようなそんなセックスが理想的だと思います。やはり愛のある普通の相思相愛のセックスが一番いいですね。(60代女性・埼玉県)

セックスで健康になる

セックスがもたらしてくれる健康効果は様々なのもがあります。セックスすることで分泌される脳内物質により、

  • 若返り効果
  • 風邪予防
  • 肌荒れ改善
  • 代謝UP
  • 睡眠の質向上

等など、ここには挙げきれないほどのメリットをもたらせてくれます。

また、アメリカの大学がセックスと健康について興味深い調査を行っています。

大学の調査「健康とセックス」

性生活は、健康な生活の一部であるべきです。あなたは老化した身体を持っているかもしれませんが、あなたはまだ健康で、元気で、人生に満ちていると感じることができます。(シャロン・ボバー博士/ハーバード大学・性的健康プログラムディレクター)

ミシガン大学の研究者が実施した2018年の健康な老化に関する国民投票では、65歳から80歳までの人々の40%が性的に活発であり、ほとんどの場合、ロマンチックなパートナーとセックスをしていることが示されました。

性生活が活発であるかどうかにかかわらず、高齢者の3分の2近くがセックスに興味があると答えており、半数以上がセックスが生活の質にとって重要であると答えています。
しかし、性的健康について医師と話すことには消極的なようで、調査した人の17%だけが医師と性生活について話をしていると答えました。

朝セックスをすることで得られるメリット

セックスは行う時間によって大きく質が変わる行為とも言えます。一般的には夜行うことが普通と考えられていますが、朝セックスすることでのメリットが大きいことをご存知でしょうか。

  • お互い絶頂を迎えやすい
  • 仕事の生産性が上がる
  • イライラが少なくなる
  • 一日の幸福度が高まる

などの効果が朝セックスにはあるとされています。

また夜だとお互いに1日の疲れもたまっており、行為が長続きしない、興奮が少ないことにもつながります。

 

体力の衰えてきた今こそ思い切って朝にセックスしてみてはいかがでしょうか。

高齢者になってからのセックステクニックについて

上記にセックスのメリットを挙げましたが、お互いに気持ちよくないセックスをしても元も子もないですよね。ここでは高齢者になり体力がなくなってきた今、セックスの技術面においてどのような工夫をしていけば良いかを実際の声を交えながら紹介いたします。

前戯や体位を工夫してみる

まず第一に工夫できる点として前戯や体位があります。前戯に関していえば、いつもより長く前戯をし買い手の興奮度を高める。(30分程度頑張ってみると良いと思います。)またAV男優の「しみけん」さんは頻繁に性行為のテクニックについて情報を発信しています。

体位に関しては四十八手というものがあります。一度全て試してみることは大いに有益だと考えます。様々な体位がありますのでパートナとの相性が良い体位が見つかるかもしれません。

時間を相当長くかけて前戯をします。服を少しずつ脱がすようにしており、最初はキスだけで15分くらいは使います。その後に上着だけを脱がして胸を触ったり舐めたりするので20分近くかけるようにしてます。下半身の服を脱がせて下部を触ったり舐めてまた20分ちかくかけます。挿入までに最低でも1時間はかけるようにして相手との時間わ楽しむようにします。そうすることで、待ちに待った時間まで耐えたことで興奮する様で、相手は喜ぶことが多いです。また、音楽にも気を使っており、クラシックな感じをチョイスするようにしてます。(60代男性・東京都)

オーラルセックスの際、なめらかに相手に触れることができるようになるべく自分の唇、舌や口の中を唾液で潤しておくようにしています。その状態で乳首やクリトリスなどに触れるときはまず触れるだけにし、動かすにしてもごくごくゆっくり振動を与える程度の刺激にとどめるように動かすようにすると、気持ちいいとの感想をもらうことが多いです。刺激に反応して女性がピクリと動いてしまう際に、その動きそのものの反動でより大きい刺激になるのが良いそうです。(60代男性・千葉県)

食事に気を使う

食事はセックスのパフォーマンスに直結すると言っても過言ではありません。セックスは体を使用する運動であり、その運動する体を作るのは食事です。

具体的にセックスに良い成分として以下の成分を含んだ食べ物が良いと言われています。

  • 【亜鉛】性的な欲求を高める働き→チョコレート、カシューナッツ、かぼちゃ
  • 【タンパク質】血流促進効果→大豆、鶏肉、ピーナッツ
  • 【鉄分】体力を持続させる働き→ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー

上記の要素は必ずセックスに良い体作りをしてくれる食べ物です。ただし、普段の触接勝つだけでは補えない分はサプリメントなどを使用して効率よく摂取すべきです。

精力がつくと言われている食材(すっぽん、肉など)を食べたり、夜の営みの辺りには睡眠を十分に取るなどの体調管理に気を付けています。後は、ひとりエッチを控えて、本番で最高のパフォーマンスができるように備えます。(60代男性・滋賀県)

バイブなどの大人のおもちゃを使用してみる

初めは使うことに抵抗のある大人のおもちゃですが、これに頼ってみるのも一つの手段です。自分の体でパートナーを気持ちよくさせて挙げたい気持ちはわかりますが、どうしても体がついていかないという場合は道具に頼リましょう。

おもちゃを使うことでパートナを気持ちよくさせることができれば、パートナーの性的興奮も高まり、乗り気にさせることでいつもとは違うプレイを相手から仕掛けてくることもあるのではないのでしょうか。そうなればこちらの興奮度も高まり、お互いに良い循環が生まれます。

パートナーの好みの下着を購入する。イベントごと(クリスマスなど)で、ちょっとしたコスプレを取り入れたり特別感のある手料理を振る舞う。大人の玩具や媚薬を使用する。いつもと違う体位を提案してみる。
3回に1回程度は女性主体でセックスをする。(60代女性・長野県)

マンネリを打破するために、相手にコスプレをしてもらったり、道具を使ったりしています。あとは楽しくできるように向こうがしんどい時は絶対にしないなど体力的なものと精神的なことを兼ね合わせていけるときにしてます。(60代女性・大阪府)

無理は禁物

相手が淡泊なら無理をしない

パートナーが非常に淡泊だったり、セックスを卒業したいと考えている場合は、無理をしないことも手の一つです。「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」、「ひとは変えられないが、自分は変えられる」という諺があります。

温泉や観光地に旅行にいって気分をかえたり、疲れたおじさんのファッションからダンディーな紳士に変身し、映画や食事などデートを繰り返しパートナーの気分を変えてその気になるように地道に努力を重ねていく方法が最善です。

結婚して長いのですが、月に何回かデートをする時におしゃれをして香水をつけます。家にいる時との雰囲気のギャップやいい香りで誘います。半年に1回くらいは旅行に行き、場所を変えるといつもと雰囲気が変わるのでそういう気持ちになれます。(60代女性・大分県)

納得していれば卒業も

シニアカップルには、一緒に生活している期間が長いため互いに異性としての意識がうすれがちです。家族として一緒に過ごしていくことに意識が一致していて、セックスを卒業しても何の問題も出てこないカップルであれば、そのままで良いはずです。まわりから、とやかくいわれる必要はありません。

パートナーのひとりが病気や高齢その他の理由でセックスが困難な場合もあります。話し合いで解決していきましょう。あるいは、若い時代のようにがむしゃらにセックスに走るのではなく、互いに精神的なふれあい、肉体的なふれあい、さらには単に添い寝をするなど様々な方法を選んでいくこともあります。

シニアこそセックスを!

パートナーと過ごす時間が長くなるにつれてマンネリ化が起こることは誰にでもある自然なことです。そんな時こそコミュニケーションツールであるセックスを工夫することで、新しい刺激が生まれ、お互いに出会った頃のドキドキした感情を思い出すことができます。セックスをして長生きしましょう。

20代、30代の若いセックスレスカップルもいれば、70代、80代でも若いころと同じようににセックスを楽しんでいる人もいます。シニアに限らずセックスの回数や時間はひとそれぞれです。これが絶対正しいという答えはありません。年月を積み重ねてきたカップルの数だけ、シニアのセックスの正解があります。

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