あさだちしないことで、男としての価値が下がったと感じていませんか?
男性なら誰でも、あさだちをした経験は数え切れないほどあるはです。しかし、「ふと気づいたらあさだちしなくなっていた…」という中高年男性も多いのではないでしょうか。
あさだちしなくなったのは年をとったせいだから仕方ないと考えている方も多いですが、本当にそうでしょうか?
年齢を重ねるにつれてあさだちする回数が減っていくのは事実ですが、他の原因を見落としていると、改善できるものも改善できなくなります。
今回はあさだちしなくなる原因と改善策を解説します。早めに改善の対策をとり、元気を取り戻しましょう。
そもそもあさだちはどうして起こるのか?
あさだちとは、朝になって目を覚ましたら勃起している現象のことです。男性にとっては若いうちは当たり前のことですが、そもそもどうしてあさだちが起こるのでしょうか?
勃起するからには自分が寝ている間にエッチな夢を見たのかなどと思いがちですが、実はあさだちは自分の性的な意識とは無関係に起こる現象です。
あさだちは医学的には「夜間陰茎勃起現象」と呼ばれています。朝だけではなく、眠っている間に無意識にペニスが勃起しているのです。
私たちは睡眠中、90分サイクルでノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。ノンレム睡眠の間は体も脳も眠っていますが、レム睡眠の間は体は眠っているものの脳は起きて活動しています。
このレム睡眠のたびに脳が活動することによって神経が刺激され、夜間陰茎勃起現象が起こっているといわれています。
つまり、眠っている間に何度も勃起しているわけですが、目が覚めるのはレム睡眠のときが多く、そのときたまたまペニスが勃起しているために「朝になると勃起している」と思ってしまうのです。
あさだちすることによって性機能が保たれる
あさだちという現象が何のために起こっているのかについては、誰もが一度は考えるものですが、結論は出なかったのではないでしょうか。
医学的にも確実な根拠が判明しているわけではないようですが、性機能を保持するためにあさだちが起こっているという説が有力とされています。
私たちの体は、眠っている間に全身の細胞のメンテナンスが行われます。ペニスの細胞にもメンテナンス機能が働きます。
ペニスは定期的に勃起しないと衰え、性機能が低下してしまいます。それを防止する必要があるので、レム睡眠時に脳から信号が発信されてペニスが勃起すると考えられているのです。
あさだちしなくなる原因とは
以上のように、あさだち(夜間陰茎勃起現象)は正常な現象であり、ペニスや性機能のメンテナンスとして必要なことも出あります。
自分ではあさだちしなくなったと思っていても、実は気づかないだけで無意識のうちにきちんと勃起していることもよくあります。
あさだちは無意識のうちに起こるものです。勃起しているときにタイミングよく目覚める日ばかりではありません。
勃起力や性機能に衰えや問題を感じない場合は、あさだちに気づかなくても特に問題はありません。
ただ、なかには本当にあさだちしなくなるケースもあります。その原因は起きているときに勃起しにくくなる原因とほぼイコールですが、以下の3つが挙げられます。
あさだちしない原因① 男性ホルモンの分泌の減少
男性ホルモンのテストテロンは、ペニスが勃起するために重要な役割を担っています。テストステロンの分泌が減少すると、勃起しにくくなります。
テストステロンの分泌が減少する原因としては加齢が最も多いです。年齢を重ねるにつれて男性ホルモンの分泌が鈍くなってしまうのです。
40代以降の中高年になるとあさだちしにくくなるのは、これが原因の場合が多いといえます。
ただ、いくつになってもテストステロンがしっかり分泌されていて、毎朝のようにあさだちする人もいます。
したがって、原因は年齢だけではありません。次に説明する生活習慣やストレスによってもテストステロンの分泌が減少することがあります。
あさだちしない原因② 生活習慣が不健康
生活習慣が不健康だったり不規則だったりすると、心身ともに負荷がかかった状態になります。
特に睡眠が不足していると十分にテストステロンが分泌されなくなってしまいます。ホルモンの分泌は午後10時から午前2時の間に活発になるので、この時間帯に眠っていないとテストステロンの分泌が減少してしまいます。
睡眠時間はそれなりにとれていても、不規則な場合も要注意です。規則正しく睡眠がとれていればレム睡眠とノンレム睡眠が90分サイクルで規則正しく訪れ、レム睡眠中にはあさだちが起こるようになります。
睡眠が不規則だとこのサイクルが乱れてしまい、あさだちが起こりにくくなってしまいます。
その他にも、食事や運動などの生活習慣も規則正しくしていないと睡眠に影響しますし、テストステロンの分泌も滞りがちになります。
あさだちしない原因③ 過度なストレスを抱えている
ストレスもほどほどであれば問題ありませんが、過度なストレスを抱えると自律神経が乱れ、テストステロンの分泌が減少してしまいます。
過度なストレスによって眠りにくくなったり、眠りが浅くなったりすることもあります。しっかり睡眠がとれないと、やはりあさだちは起こりにくくなります。
あさだちしない状態を改善する対策とは
あさだちしない状態を改善するためには、以上の原因を除去することが対策となりますが、さらにプラスアルファで加えたい対策もあります。そこで、以下に4つの対策をご紹介します。
再びあさだちするための対策① 生活習慣を健康的にする
まずは、なによりも生活習慣を健康的に改めることが基本になります。
睡眠は最低6時間以上とり、午後10時から午前2時の間はできる限り眠るようにしましょう。
バランスのとれた食事と適度な運動も大切です。
運動としては、スクワットやジョギング、ウォーキングなどで下半身を鍛えることがおすすめです。筋肉量が増えることでテストステロンの分泌も増えますし、運動によって血流がアップすることで勃起力の向上も見込めます。
タバコはできる限り控え、お酒も寝る前に過度に飲むのはやめましょう。
再びあさだちするための対策② ストレスをコントロールする
中高年男性なら仕事でも家庭でもいろいろな難しい問題を抱えていて、強いストレスにさらされている方も多いでしょう。
それはやむを得ませんが、できる限り日々ストレスを発散し、ため込まないようにすることが大切です。
特に、寝る前にストレスを解消しておくことがおすすめです。温めのお風呂にゆっくり浸かったり、好きな音楽を聴いたり、適度ならお酒を飲むのもいいでしょう。
ストレスを解消して安らかな気分で眠りにつくことを習慣にすることで、睡眠の質も上がってあさだちもしやすくなります。
再びあさだちするための対策③ 精力増強作用のあるサプリメントを摂取する
あさだちしなくなったり、勃起力が低下したりする一番の原因は男性ホルモンのテストステロンの分泌が減少することです。
加齢によるテストステロンの減少に歯止めをかけるためには、生活習慣の改善やストレスコントロールなどが有効ですが、劇的にテストステロンの分泌を増やすことは難しいものです。
そこで、サプリメントを摂取することによって栄養素を補給することがおすすめです。シトルリンやアルギニンが配合されたサプリメントを摂取することによって、テストステロンの分泌促進や血流改善が期待できます。
そうして、勃起力の向上やあさだちの復活にも役立ってくれることでしょう。
再びあさだちするための対策④ 適度なペースで射精する
あさだちしたり勃起力を向上させたりするためには精子をためることが必要だと考えてオナ禁して射精を控える方がいますが、あまりおすすめできません。
たしかにオナ禁は“短期的”な性欲の向上には役立ちますが、根本原因であるテストステロンの分泌促進には役立ちません。
精巣で精子を製造し、ペニスで射精するという性機能は適度に使わないと老化してしまいます。かといって、頻繁に射精して性機能を酷使することも老化を早めてしまいます。
精巣で製造する精子が満タンになるまでには約3日間かかると言われています。したがって、3日に1回程度のペースで射精するのが性機能の維持・促進のためには最も望ましいのです。
あさだちは健康的な生活で取り戻す。
「あさだちは健康のバロメーター」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。あさだちを頻繁に経験するということは、性機能が健全に働いていて、快眠がとれていて、眠りが浅くなったレム睡眠のときにすっきり起きることができているということです。
そんな理想的な状態を目指して、できることから改善していきましょう。
コメント